蒼い蝶に導かれて
夜風が凪ぐころ、
ひとひらの蒼い蝶が
暗闇を切り裂くように、ふわりと舞った。
今はまだ見ぬ
灯台のあかりを探すように。
それを見つけた旅人は、
胸の奥で何かが音を立てた気がして、
蝶が向かうほうへと舵を切った。
やがて、小さな灯台のあかりが見えてきた。
そこには、ひとつの寄港地があった──